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その一角、南を担うのが、朱雀=金峯山寺です。
吉野山から大峰山にいたる金峯山は、万葉の昔より聖地として知られ、皇族や貴族をはじめ多くの人々が足跡を印しています。
白鳳年間(7世紀末)、修験道の開祖・役行者がこの金峯山を道場として修業され、蔵王権現を感得し、そのお姿を桜の木で刻み、お堂を建てておまつりしました。
これが蔵王堂であり、金峯山寺の草創であると伝えられています。
以来、金峯山は修験道の根本道場として広く万人に尊崇され、数多の修験者が宗派を超えて入山修行しています。
また、役行者が蔵王権現のお像を桜の木で刻んだことから、桜が保護、献木されて吉野山は桜の名所となら、人々の心の安らぎ場となるに至りました。
現在の金峯山寺は金峯山修験本宗の総本山であり、全国教信徒の信仰と教化の中心となっています。
朱雀・金峯山寺
奈良県吉野郡吉野町吉野山 ℡ 0746-32-8371
近鉄吉野駅→ロープウェイ吉野山駅下車徒歩 約10分
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by yoshino-ohbisou
| 2010-08-30 12:00
| 大和四神めぐり

平城遷都1300年祭を契機として「大和四神めぐりの会」というものが発足したそうです。
この期間、参拝者には特別に制作された「四神の散華」及びこれらを納める「散華帖」が
参拝者に授与されるとのこと。
奈良県全域を東西南北の四神相応の吉相の地になぞらへ、
青龍を室生寺、朱雀を金峯山寺、白虎を信貴山朝護孫子寺、玄武を西大寺
であると位置づけたそうです。
東に位置する青龍は川や流水を司り、南の朱雀は沼や湖を司る。
白虎は西に位置して大道を、玄武は北で山、丘陵を司ります。
青龍は如意輪観世音・朱雀は金剛蔵王権現・白虎は毘沙門天・玄武は釈迦如来
これから少しずつ紹介していきますので興味のある方はお付き合いください♪
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by yoshino-ohbisou
| 2010-08-29 13:39
| 大和四神めぐり
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